訪問看護の日々
世間がラグビーワールドカップで盛り上がっている間、ラグビーに乗り遅れた私は同時期に開催されていたワールドカップバレー男子を観ていました!強かったですね、バレーも! 訪問看護で関わっていた利用者さんで、介護度としては要支援でしたが長期間の呼吸…
訪問すると、シャキッとした立ち姿で迎えてくれたKさん。淀みない会話で、一見すると認知症には見えません。 Kさんは前立腺癌で骨への転移もあり、内服と注射でホルモン療法をしていました。大きな病院に通っていましたが、急激に体重減少があり終末期の過ご…
今は人生100年の時代、どう生きていくか?テレビでも聞くようになりました。100年の人生、想像つきますか?私が担当させて頂いている利用者さんに、まさに人生100年を生きている女性がいます。 本当に強く、優しい素敵なおばあちゃま。100歳でも自分のことは…
数ヶ月前からぬか漬け生活をしています。憧れはあったけれど、自分で一から始めるまでは気持ちが動かなかったのに、我が家の冷蔵庫にぬか床があるワケ。 利用者さんから頂いたのです。数十年物のぬか床をわけていただきました、形見分けという感じで。 乳が…
90代で、いわゆる高齢者サービス付き住宅といわれる施設で一人で暮らしている方。疾患のため腎瘻カテーテルが入っています。認知症もあるのですが、もちろんしっかり出来ている部分もあり、とても可愛らしく、素敵な女性です。 カテーテル脇からの漏れがあり…
先週初め、関東は数年ぶりの大雪に見舞われました。勤務している地域でも午前中から雪が降り始めました。11時からの訪問のお宅に入ったころに雪が降り始め、帰るころにはお庭が白く覆われているのをみて、利用者さんと一緒に驚いてしましました。 振り返って…
徐々に全身状態が落ちていましたが、娘さんが1歳児のお孫さんと一緒に介護のため一時的に戻ってきたり、本人の妹さんが泊まり込みで介護を手伝ってくれたりと、ご主人と一緒にみなさんで過ごされました。 ある時、排便リズムが変わり頻回なオムツ交換が必要…
段々と通院が難しくなっていましたが訪問診療はまだ希望されませんでした。ご本人としては通院できているということが支えでもあったので、どのタイミングで訪問診療に切り替えるのか、私も迷いながら関わっていました。 ある朝、状態を聞くために電話したと…
訪問看護師1年目の時、70代前半の膀胱癌のYさんを担当しました。定年すぎても保健師として働いていたYさん、手術、放射線療法、化学療法と治療を受けてきたけれど、効果がみられなくなり病院の連携室経由でクリニックに相談がありました。できるだけ最期まで…
働く前に一番心配だったのは、緊急電話対応のこと。 一人で電話を受けて緊急時に対応するなんて考えただけで怖い、 とか、 そもそも寝ている時に電話に気づくのかな私…って心配まで。 個人的な感想としては、やっぱり大変です。ある程度予測されたことで連絡…
今年の年越し、私は緊急電話当番をしていました。お正月とか誕生日とか、少し特別な日に当番をすると思い出すことがあります。 2年前?3年前?かな。別にいいんだもん、と思って自分の誕生日に緊急電話当番をしていました。予測される予後は数日という経過を…