訪問看護って奥が深い!

30代、ナース。独身で仕事にプライベートに好きなことばかりやっています。4年前から立ち上げに関わった訪問看護ステーションで働いています。訪問看護の素晴らしく奥が深い日常をお伝えします。

東京オリンピックとイケメン選手

世間がラグビーワールドカップで盛り上がっている間、ラグビーに乗り遅れた私は同時期に開催されていたワールドカップバレー男子を観ていました!強かったですね、バレーも!

 

 訪問看護で関わっていた利用者さんで、介護度としては要支援でしたが長期間の呼吸器疾患を持ち、病状としては薬剤での調整などは難しい病状のAさん。痩せていて動くと苦しくなる時もあり、在宅酸素も導入されていたのですが、ご本人は酸素を付けて歩くなんて絶対いやよ、といって看護師やリハビリスタッフと一緒に歩行訓練いく時にしか使用せず・・・。ご家族と二世帯同居ではあっても、日中はご家族もお仕事に忙しく昼間は独居のようなもの。お話を聞くと、以前はかなり社交的で多趣味でお出かけされていたようでしたが、私が関わった時には、ほとんど家で過ごされ週末にご家族と買い物に行く程度でした。

 もともとお出かけが好きだったAさんからは、何も楽しくない、子供たちもあまりかまってくれない、とネガティブ発言が続いていました。

 そのAさんが、東京オリンピックが決まった時に唯一といっていいほどの前向き発言が!「東京オリンピックは見たいわよね。」「何を観たいですか?」

「男子バレーよね!石川君、かわいいもんね~」

そうそう、Aさんはスポーツも好きですが何よりイケメン好きで、お相撲さんも野球選手もフィギアスケートも、そこにイケメンがいれば楽しそうに話していました。

それを聞いて以来、私も石川君は注目してみるようになりました。 笑

 とても残念なことに、Aさんは徐々に呼吸苦が増強してきて全身状態が不安定になりました。呼吸器感染症で入院していましたが、落ち着いていたようだったのですが急変され、今回のワールドカップバレーも見ることがかないませんでした。

 東京オリンピック、たくさんの人たちが前向きに生きる目標になっているなあ、と思っています。

 

 大学院生活が思っていたよりも大変で、なかなか更新できませんでしたが少しずつでも更新していきたいと思います。