訪問看護って奥が深い!

30代、ナース。独身で仕事にプライベートに好きなことばかりやっています。4年前から立ち上げに関わった訪問看護ステーションで働いています。訪問看護の素晴らしく奥が深い日常をお伝えします。

生と死を語ることについてー2ー

看護師になった時から、がんの患者さんに関わることが多かった。
診断から数ヶ月後に亡くなる姿をみて、一度は無力感に襲われて臨床を離れることもありました。

でも、生活するために臨床に戻り、緩和ケア病棟で働き、今は在宅で最期まで看る機会も多く持っています。

今は前ほどの無力感に襲われることはありません。もちろん、経験を重ねることで患者さんに提供できるケアが増えていることもありますが、一つ大事なことに気がついたから。

どんな人でも、生きてきて、死んでいくことだけは平等だ、と思ったこと。

お金持ちだったり、貧乏だったり、家族が沢山いたり、独りぼっちだったり、社会的地位が高かったり、低かったりと色んな格差を目の当たりにしますが、いつか命が尽きることだけは平等。


そう思った時から、目の前の人に対して、看護師として今出来ることをしよう、と改めて思いました。みんな平等だから、わたしもこの仕事を頑張れると思った。
なんでだろうね。