訪問看護って奥が深い!

30代、ナース。独身で仕事にプライベートに好きなことばかりやっています。4年前から立ち上げに関わった訪問看護ステーションで働いています。訪問看護の素晴らしく奥が深い日常をお伝えします。

生と死を語ることについてー1ー

ここ1週間で、私がほぼ毎日チェックしているサイトの『ほぼ日』と『Chikirinの日記』で「死」がキーワードに出ていました。
徒然なるままに、生と死について、わたしが普段から感じていることを書くことにします。

私達医療者は、日常的に生と死に接しています。
でも、そうでない人達にとって、死について話すことはタブーな話題になっている。
病気の人のことを話すことさえ、話しにくいこともある。

看護師同士の会話では、自分が関わった患者さんの話をすることがあります。
でも、同じように病気の人の話を医療者以外の人と話すのは大変気をつかっています。
病気の人、というだけで可哀想と思われがちだから。
でも、私達は病気のことではなく、その人の人としての振る舞いや生き方の話をしているだけなのです。

私が患者さんとの関わりを話せる医療者ではない友人に言われて嬉しかった言葉。
『そらの話は、よく聞くと悲しい状況かもしれないけれど、明るい』
そうなんです!

どんなに大病を患っていても、どんなに辛い状況でも、どんなに死が間近な人でも、健康な私達と同じように、一日を大事に、楽しく、辛くなく過ごしていることに変わりはないのです。涙もあれば、笑いだって沢山、沢山あるのです。