訪問看護って奥が深い!

30代、ナース。独身で仕事にプライベートに好きなことばかりやっています。4年前から立ち上げに関わった訪問看護ステーションで働いています。訪問看護の素晴らしく奥が深い日常をお伝えします。

利用者さんと大笑い

90代で、いわゆる高齢者サービス付き住宅といわれる施設で一人で暮らしている方。
疾患のため腎瘻カテーテルが入っています。認知症もあるのですが、もちろんしっかり出来ている部分もあり、とても可愛らしく、素敵な女性です。

カテーテル脇からの漏れがあり、次回のカテーテル交換まで毎日訪問することになりました。私は普段担当ではないのですが、毎日訪問になると担当に限らず訪問時間が取れるスタッフが訪問します。
訪問し体温測定の声かけすると、ご本人がご自分の体温計を取り出しました。
体温計をケースから取り出すと表示画面に36.8と書いたシールが貼ってあります。
よく画面を傷つけないように購入時に貼ってある透明のシールです。

「このシール取りますね。」


「あら、嫌だ。(大笑)だから最近測ると毎回同じだったのね。壊れてるのかと思ってたのよ。よく見たら36.6にも見えることもあるんだけど、嫌だわ〜(笑)」

確かに、ご本人が尿量や体温を記録している用紙ではほとんど、36.8度となっています。おそらくたまに違う数値の時は、訪問看護できたナースが測った数値の様子。

二人で大爆笑!!
「たまに違う人の目が入るって大事ね〜」と、ご本人。

休日の出勤だったのですが、ほのぼの気分になった訪問でした。